少し前にモヤシの粂井とALIVEのウェブサイト用に写真を撮ってもらいました。
ALIVEのライダーになった発表との兼ね合いもありどんな写真を撮るか非常に悩みました。
結局見せたい技や動きも特にないので、そういう事を写真を通して伝えるのではなく、自分の考えや、視点、美学みたいなものを伝えようと思い、粂井と二人で考えながら撮りました。こういう話し合いが出来るのも一緒にBMXを乗ってきた粂井だからこそ出来ることです。本当に僕の動き、僕が目指している事を理解してくれるカメラマンです。本当にありがたいですね。
この写真(ALIVEのプロフィールで使用)は僕のスポットに対する視点を伝えたかったもの。
やってることは高くもなんでもないただのバニーですが一応色々考えてるんです。
とりあえずABD(Already Been Done)されてるスポットは僕の中では無意味なので誰もやっていないところを探します。ここは家から20分ほど漕いだところにありますが、今まで僕自身もスポットとして目に留めた事もありませんでした。少し前に何かないかな〜っとふらふらして、ここは写真だったらやってもいいかなぁってな感じで見つけたところです。
マンションみたいな小さいビルのエントランスの階段横に付いてる鬼タイトなバンクからの歩道越えバニー。わかり辛いかもしれませんがバンクが自転車一台分ないので、入ってからしっかりバニーするのが本当に難しかったです。そこがポイントであったりするんですが。小さすぎたバンクだからこそ目に留まらなかったし、他の人にもやられなかったんだろうなと思います。単純なスポットより頭捻って無理矢理スポットにするのがストリートの楽しいところだったりします。本当に。
写真の撮り方も粂井と相談して色々試した結果こうなりました。やはりポイントはバンクが鬼タイトっていうとこなので、残像を残して自転車と比較させる方法がいいかなと。僕のわかりにくい考えとか狙いをしっかり写真に落とし込める彼もやっぱり凄かったし、そういうカメラマンとのやり取りも含めてすごく好きな写真です。
自分のライディングを写真に収めるのって本当に難しいですよね。僕は写真は撮る側ではないので、乗り手の意味で。特に僕の場合は動きを静止させた状態で良く写る動きではありません。そもそも止まった動きやエアーで見せる技が自分でやるのがあまり好きじゃない(そして出来ない)のでこうなってしまったのですが...(笑)